トヨタエスティマの値引きや購入情報サイトです

エスティマを見にトヨタのディーラーへ行きましたが、車種選びにはまだ迷っていました。
候補はアウディQ3。フォルクスワーゲン、ティグアン。そしてトヨタのエスティマ。
SUVタイプとミニバンタイプ。

車が違うという感じなのですが、本当はエスティマのようなミニバンタイプだけを見ていました。
でもネットなどでドイツ車のアウディやフォルクスワーゲンを見ていると、こちらのほうがいいなっと思うようになったのです。

「使い勝手を考えてください。お子さまのことなど家族で使う車として考えると、絶対にエスティマのほうがいいですよ。長期的に考えて」

セールスが一生懸命言ってきます。
それはごもっともです。私も奥さんも元より、利便性を求めて、ミニバンタイプの車を探していたのですから。
でもそれよりもドイツ車の魅力に魅せられてしまったのです。
奥さんが言いました。

「そんな利便性だけではなく、カッコいいデザインが良いんですよね」

「しかしデザインだけで車は乗れません。やはり現実的なところを考えて見てもらわないと」

「確かに。でもSUVは世界的にも流行っているし。選んで間違いはないでしょ？」
そう言うと、セールスも黙ってしまいます。

「でも現実的にはこういったミニバンタイプがいいんだけどね」
奥さんがそう言うと、セールスもまた元気を取り戻したように言ってきます。

「奥さまのおっしゃることも大事です。見た目や流行りより、やはり本当にカーライフに合った車を選ぶことも大切だと思います」

すでに見積もりはしてもらっていました。私が黙っていると、奥さんがまた話しました。

「セールスさん。ダンナもそこは分かっていると思うから。だから踏ん切りがつく押しの手をお願い」

「お、押しの手と言いますと？」

「決まってるじゃない。何かサービスとか、さらに値引きするとか。気持ちよく買えるように何か提案してよ」

私は何も言っていないのに、奥さんが勝手にそう言います。セールスは腕を組んで考え込みました。

「それ次第で買うかどうかになるのよ。頑張って」

奥さんがセールスを励ますように言います。私は何か口を挟もうとしましたが、奥さんの睨みに制されました。
「分かりました。ただこれ以上のお値引きとなると厳しいところもあるので、どうでしょう？サイドバイザーをサービスでつけるっていうのは？」
奥さんがまたすぐに反応します。

「それだけ？」

「いえ、え～と…。フロアマットももう無償でつけさせて頂きます」
そこまでいって奥さんがまた私のほうを見ました。

「これでいいんじゃない？」
何度も言いますが、私としてはSUVに乗りたかったのですが…。

「でも現実的に考えて、まだうちの家はやっぱりミニバンがいいよね」

奥さんが一人言のように言い、「決めちゃおうか」と言って、結局そのまま決まってしまったのです。

気付けばセールスはお礼を述べて、書類を用意しに奥へ引っ込みました。
私のドイツ車への憧れはどこへやら。悩ましい買い物になりましたね。
奥さんは横で喜んでいますが。