トヨタエスティマの値引きや購入情報サイトです

エスティマからエスティマへの乗換えを考えました。

でも同じ車種に乗り換えるのはどうも面白くないと、考えあぐねいて、1ヶ月が経ってしまいました。

ずっと担当してくれているセールスさんもそろそろいいお返事を聞かせてくださいと電話がかかってきます。
でももう一つのディーラーからも電話がかかってくるのです。

それはフォルクスワーゲンです。妻が少し興味を覚え、一度ショールームに見に行ったのです。そのとき検討に入れたのが、トゥーランという7人乗りの車です。7人乗りなんですが、それほど大きくもなく、取り回しもしやすそうで、妻が気に入りました。

今日はそのフォルクスワーゲンのショールームにいます。もう一度お話させてくれと担当さんにせがまれ、家族で訪れたのです。

やはり輸入車のショールーム。トヨタにはない高級感が溢れています。妻もそこに、そういった荘厳さに惹かれた部分もあるでしょう。

「どうですか、ここまで値引きも頑張りますので、なんとか乗ってくれませんか？」

輸入車の値引きがどんなものか知りませんが、トゥーランハイラインの車で、40万円引きまで出してくれています。もともと輸入車に値引きなどないと思っていた私にとっては、破格の値引きでした。

妻も魅力に捕らわれ、ほぼ決めてしまいそうになっていました。
そこで、電話がかかってきたのです。トヨタの担当セールスさんから。

「もしもし、ごめん。今フォルクスワーゲン」
正直に言いました。向こうはかなり慌てふためいています。

「何されているんですか！駄目ですよ」

「駄目といわれても、来てしまったし」

電話の向こうの声がでかいので、一度席を外しました。

「エスティマでお願いしますよ、浮気しないでくださいよ」

確かにもともとはエスティマで決めていたのです。浮気、といえるでしょう。でも妻が気に入ってしまっているから。それを伝えると。

「いえいえ、まずは決めずにもう一度お話させてください。値引き、もう死ぬほど頑張りますから」
そう言われては、死ぬほどの値引きを聞きたいと思いました。

「死ぬほどってどれくらいなの？」

「いやいや来て頂かないと答えられませんよ」

とりあえずそこで決めずに戻ってきてくれという思いなのでしょう。でも妻の気持ちを翻意させるにはそれだけでは弱いです。

「言って頂かないと、妻を止められません」
そういうと、セールスさんが叫ぶように言いました。

「オプション値引きも含めて、60万円引きでどうですか？」
聞いたこともない破格の値引きに私はちょっと待ってくれと言って、妻の元に戻り、耳打ちしました。

妻もそれで急にまた考えが変わったようでした。すぐにトヨタさんに行くと言ってと言われました。

「すみません、妻もそこまでの値引きだったらと。今すぐそっちに行くから待っててくれますか？」

「本当ですか？ありがとうございます。待ってます」

こうして私と妻はフォルクスワーゲンのショールームを申し訳なさげに後にし、トヨタのショールームへ行きました。まあここまで安く買えるのならエスティマでいいでしょう。