独特のフォルムから『エスティマ』だとすぐに分かり、発売当初から大きなフォルムの変更がないことでも有名ですね。
また、その丸みを帯びた卵型の可愛らしい見た目も人気の理由の一つです。
エスティマは2016年にマイナーチェンジされ、フロントマスクが大きく変わり最新のトヨタトレンドを取り入れた形となりました。
では、内装はどのように変更されたのでしょうか。
シートカラーや装備など、それぞれ詳しく見ていきましょう。
エスティマの内装の質感は？
エスティマの内装色
※エスティマ：toyota.jp
エスティマの内装色は「ブラック」のみとなっています。
ガソリン車、ハイブリッド車ともにブラックとなっており、シートカラーやインパネ部分のカラーがグレードによって変わります。
また、天井のカラーもブラックとなっており、車内全体が引き締まって見えますね。
エスティマのシート表皮・デザイン
エスティマの内装色はブラックが基本ですが、シートカラーやシート表皮デザインはグレードによって異なります。
では4つのグレードの中で、それぞれどのような違いがあるのか見ていきましょう。
○ アエラス プレミアムG
アエラス プレミアムGのシート表皮は、ブランノーブと合成皮革のコンビネーションシートとなっており、座面と背面の中央部分には、画像のようにキルティング加工が施されています。
シートカラーには、「ブラック」と「バーガンディ」が用意され、注文時に選択することができます。
ブランノーブという素材は、スエードのようでなめらな触り心地が特徴です。
シート自体はどのグレードも同じ硬さで程よい厚みがありますが、このアエラス プレミアムGのシートはブランノーブという素材のため、ややシート表面が柔らかく感じ、体と密着した時の感覚は上品な印象を受けます。
オールレザーのシートと比べると質感は異なりますが、スエードが持つ独特の高級感がプラスされ好印象です。
また、バーガンディはどちらかというと、ブラウンに近いカラーとなっています。
エスティマは、車内全体がブラックとなっているので、バーガンディとの相性もいいですね。
○ アエラス プレミアム
アエラス プレミアムのシート表皮は、トリコットと合成皮革とのコンビネーションシートとなっています。
シートカラーはブラックですが、座面と背面中央部分に、画像のようなゴールドを使った幾何学（きかがく）柄が施されています。
立った位置で見ると柄まではハッキリとわかりませんが、車内全体で見るとゴールドが印象的で目立ちます。
ブラックとゴールドの組み合わせはどことなく高級感が増して、アエラス プレミアムGとはまた違った雰囲気です。
○ アエラス スマート
アエラス スマートのシート表皮には合成皮革が使用されており、シートカラーが「ホワイト」と「ベージュ」の2色となっています。
ホワイトはブラックのシートより開放感があり明るく、オシャレなデザインです。
シート以外の内装はブラックなので、ホワイトのシートはとても印象的でインパクトのあるものとなっています。
また、シートのサイド部分がブラックとなっているので、内装色のブラックとも相性が良く、まとまりのあるものとなっているのもいいですね。
ホワイトのシートは、どうしても汚れが目立ってしまうのが欠点ですが、エスティマのホワイトシートには防汚処理加工が施されているため、汚れがつきにくいものとなっています。
しかし、ブラックのものより汚れやすいので、日頃のお手入れが必要ですね。
個人的には、手入れの手間を踏まえた上でも、ホワイトは選択したい鮮やかなカラーです。
ベージュのシートは、思っていたほど明るくなく、落ち着いた印象を受けました。
実際にベージュカラーの車内を見ても、内装色のブラックとマッチしていて引き締まった車内となっています。
ホワイトほどインパクトはありませんが、ブラックとの配色が絶妙でいいですね。
○ アエラス
ベースグレードのアエラスには、トリコットのシート表皮が採用されています。
シートの柄も画像のように、幾何学模様となっており、やや青みがかった柄でアエラス プレミアムのブラックゴールドよりも目立たないものとなっています。
車内全体がブラックでシートカラーもブラックなので、シート柄がアクセントとなり、ブラック一色でも雰囲気のある内装になっています。
エスティマのインパネ
○ インストルメントパネル
アエラス スマートで選択できるホワイトシートでは、インストルメントパネル部分もホワイトが設定されます。
これ以外は全てブラックのインストルメントパネルが採用されています。
ホワイトのインストルメントパネルは、ソフトパットのような手触りで、他のグレードに使用されているものと若干質感が異なります。
車内の印象に大きく影響を与える部分なので、ブラックのパネルと比較すると、非常に華やかな印象です。
○ ステアリング/シフトノブ
アエラス プレミアムGのステアリングとシフトノブには部分的に木目が使用されています。
前のモデルでは、木目調パネルが多く使われていましたが、今回モデルチェンジされたエスティマは、画像のようにアクセントといった感じで木目調パネルが使われています。
木目調パネルが使用されているグレードは、アエラス プレミアムGのみとなっているので、他のグレードより落ち着いた印象となっています。
アエラス プレミアムG以外のグレードのステアリングは、全体が本革巻き仕様になっています。
本革巻きステアリングは、ウレタン素材のものと違い、夏の暑い日でもステアリングがそれほど熱くなりませんし、多少手に汗をかいても滑らないのが特長です。
ウレタン素材のステアリングは、長年使い込むとツルツルと滑りやすくなってしまう場合もありますが、本革巻きステアリングは手馴染みがよく、握り心地がいいです。
○ サイドレジスター（エアコン吹き出し口周り）
エスティマは、エアコンの吹き出し口に加飾が施されています。
アエラススマートで選択できるホワイト内装には、このサイドレジスターにサテン調加飾されています。
その他のグレードにはピアノブラック加飾が施され、車内の統一感が保たれていますね。
細かいパーツですが、インパネ周りの統一感が損なわず、質感を高めている工夫が見られます。
○ フロントドアアームレスト
ドアサイドに設置されたアームレスト部分の装飾がグレードによって異なります。
グレードごとに見ていきましょう。
＊ アエラス プレミアムG
アエラス プレミアムGには、木目調のパネルが施されています。
ステアリングやシフトノブと同様の素材となっているので、高級感と統一感を損なわず上品な内装になっています。
また、サイドにはサテン調のモールが取り付けられ、アクセントになっています。
＊ アエラス プレミアム
アエラス プレミアムには、高輝度シルバーが施され、センタースイッチパネルとの相性がとてもいいです。
シルバーはどうしても安っぽく見えてしまいますが、アエラス プレミアムのパネルは光沢のあるものが使用されているため、品がありますね。
画像では少しわかりづらいですから、ぜひ実車で高輝度シルバーを確認してみることをオススメします。
＊ アエラス スマート
アエラス スマートには、ピアノブラックが使用されています。
このピアノブラックパネルには、幾何学柄が施されているので、通常のピアノブラックよりも質感が高く、見る角度によって光り方が異なります。
＊ アエラス
最後にアエラスのフロントドアアームレストには平織りのカーボン柄のパネルが使用されています。
スポーティグレードに良く使用されているカーボン柄と同様です。
光沢のあるブラックがアクセントとなり、車内の雰囲気が良くなっています。
○ リアオートエアコン
エスティマには、全グレードにオートエアコンが装備されていますが、アエラス プレミアムG、アエラス スマートには、リア側にも室温調整が可能なリアオートエアコンがあります。
前席と後席では体感温度が変わることがありますから、それぞれ独立して温度調整できるのは、とても便利ですね。
エスティマの収納・荷室の使い勝手は？
運転席・助手席の周りの収納
まずは、運転席の収納を見ていきましょう。
○ アッパーボックス
運転席の前方にアッパーボックスが装備されています。
左側のボタンを押すとフタが開き使用することができます。
このアッパーボックスは前モデルでも装備されていましたが、モデルチェンジされたエスティマのアッパーボックスは少し小さくなり、使い勝手が悪くなってしまいました。
ボックス内は、2つに仕切られているので、収納するものによって使い分けができるのは嬉しいですが、容量が小さくなってしまったことが少し残念ですね。
○ アンダーボックス
運転席右側に小物を収納することができるアンダーボックスが装備されています。
手の届きやすい位置にあるので、カード類やガムなどを収納するのに重宝します。
○ コンソールボックス
エスティマのコンソールボックスは、ガソリン車とハイブリッド車とで仕様が異なります。
まず、ガソリン車の場合は、画像のように独立したコンソールボックスとなっています。
コンソールボックスの上部に小物を置けるスペースと内部には深さのある収納スペースがあります。
上部に小物やスマホなどを置けますが、走行中の振動などで小物が動き回ってしまうので、滑り止めか何かを敷く必要があります。
コンソールボックスの内部は、深さもしっかりとあり収納容量は十分です。
また、このコンソールボックスは後部座席までスライドさせることができるので、前席から後部座席への移動がスムーズに行えます。
また、後部座席用の収納としても使用できます。
ハイブリッド車の場合は、画像のようにセンターパネル部分と一体となっています。
運転席と助手席を完全に隔てているので、ガソリン車のように前席から後部座席への移動はできません。
また、収納に関して、ボックス内部はとても浅くあまり収納力がないのが欠点ですね。
どちらかというとガソリン車の方が収納力があり、使い勝手がいいです。
○ カップホルダー
カップホルダーもセンターコンソール同様にガソリン車とハイブリッド車とで使用が異なります。
ガソリン車のカップホルダーは格納式となっているので、使用する際に引き出します。
使用しない時は格納できるので、助手席への移動や後部座席への移動がスムーズにできるのがいいですね。
ですが、このカップホルダーは運転席から若干遠いのがマイナスポイントです。
カップホルダーの右下に、小物を収納できるスペースも確保されています。
ハイブリッド車の場合、フタ付きのカップホルダーが2つ装備されます。
運転席からの距離も遠くなく、使い勝手はいいですが、ここまで大きいセンターコンソールボックスであれば、もう少し収納スペースがあってもいいのではないでしょうか。
○ ドアサイドポケット
ドアサイドには、ペットボトルがすっぽり収納できるドリンクホルダーと収納スペースがあります。
収納スペースは財布なども置けるので、使いやすく便利です。
次に助手席の収納です。
○ アッパーボックス
助手席の前方にアッパーボックスが装備されています。
深さはあまりないですが、フタ付きで内部のものを隠すことができるため、様々なものを収納できます。
最近のミニバンに多く採用されているオープントレイがエスティマにはありません。
運転席側にも助手席側にも小物やスマホを手軽に置いておけるスペースがないのが残念ですね。
○ グローブボックス
アッパーボックスの下にグローブボックスが装備されています。
このグローブボックスは深さがあり、車検証などを収納しても余裕があるので、使い勝手がいいです。
○ ドアサイドポケット
運転席側と同様にドリンクホルダーと収納スペースがあります。
2列目シートの収納
○ シートバックポケット
助手席のシートバックに雑誌などを収納できるスペースがあります。
○ 買い物フック
運転席のシートバックに買い物フックが装備されています。
買い物袋が倒れてしまわないようにかけておけたり、袋をかけてゴミ箱代わりに使用したりと用途は様々です。
○ スライドドアサイドポケット
スライドドア部分にドリンクホルダーが装備されています。
○ センターカップホルダー
7人乗りの場合、2列目シートは左右独立のキャプテンシートとなっています。
先程ご紹介したように、ガソリン車ではコンソールボックスを後方にスライドさせて、2列目で使用できます。
また、ハイブリッド車の場合は、2列目のシートとシートの間にカップホルダーが2つ装備されたコンソールボックスがあります。
さらに、8人乗りの場合は、センターシート部分にアームレストとカップホルダーが2つ装備されたものがあります。
3列目シートの収納
3列目シートには、左右に2つずつカップホルダーが装備されています。
また、右側部分に画像のような小物を収納できるスペースが確保されており、3列目にはカップホルダー以外に収納がないので、このようなスペースがあると重宝します。
エスティマの荷室のサイズは？どれぐらい積める？
エスティマの荷室のサイズは、高さ1295mm・幅1265mm・奥行き565mmとなっています。
3列シートを使用した場合は、奥行きが565mmとなるので、少し狭いですね。
ですが、エスティマには床下収納が装備されているので、この収納を利用すればスーパーの買い物程度の荷物は楽々積むことができます。
では、3列目を格納した場合はどうでしょうか。
エスティマの3列目シートは床下に格納されるため、ラゲージの上部も有効に活用することができます。
3列目シートの格納はデッキサイドトリムにあるスイッチを操作するだけでとても簡単にできるので、女性の方でも安心です。
3列目を格納すると奥行きが820mmとなり、さらに2列目を最前まで移動させると1640mmまでスペースを拡大できるので、かなり多くのものを積むことができますね。
しかし、3列目を格納してしまうと、床下収納は使用できません。
シートアレンジを工夫すれば、長い荷物や自転車なども積むことができます。
エスティマの内装まとめ
エスティマはグレードごとに内装やシートカラーなどが決まっているので、お好みで選ぶことになります。
また、アエラス スマートで選択できるホワイトシートは高級感があり、内装のインパクトもあるので、ぜひ一度実車で見ることをオススメします。
ですが、ホワイト特有の汚れの目立ちがあるため、こまめにメンテナンスしなくてはなりませんね。
スーパーロングスライドや3列目シートの格納など、エスティマにしかない装備が多くありますし、荷室のアレンジや広さは前のモデルとそれほど変化はありませんが、使い勝手が良くなっているように感じました。
下取り車があればエスティマの支払額をさらに下げられる
エスティマの購入を検討しているなら、その支払額も気になるところでしょう。
エスティマは値引きもありますが、下取り車があればさらに数十万円支払額を下げる事も可能です。
やり方はいたって簡単なので、是非参考にしてみて下さい。
ディーラーの下取り金額は信用するな！？
下取り車があってエスティマの新車を購入するなら、多くの人はディーラーで査定してもらうでしょう。
ここで気を付けて欲しいのは、ディーラーの下取り金額を信用してはいけません。
なぜなら、後々下取り金額を上乗せして、「あと〇〇万円アップするので、契約していただけませんか？」とセールステクニックを使うため、下取り金額を通常の相場よりも低く見積もる事があるからです。
このケースはとても多いので、下取り車がある人は気を付けて欲しいですね。
ディーラーの下取り金額はかんたんにアップ出来る！
ディーラーの下取り金額を通常の相場まで上げることは、実は難しくありません。
管理人の実体験を交えて紹介しましょう。
以前フィットシャトルを買い替えた時に、ディーラーで査定をしてもらいました。
最初の査定金額は76万円でした。
しかし、ディーラーが下取り金額を低く見積もるケースが多いのは知っていたので、買取店にも査定してもらう事にしました。
買取店の査定サイトから申し込むと、自分の車の概算価格を教えてくれます。
概算価格はディーラーより20万円も高い96万円でした。
早速ディーラーへ訪問して、「買取店の相場は96万円でしたよ？」とセールスさんに伝えました。
上司や会社と相談したのか、セールスさんはしばらく戻ってきませんでしたが、戻ってきて開口一番「今回は買取店さんに合わせます！」とディーラーの下取り金額も96万円になりました！
この時やった事と言えば、査定サイトの概算価格をディーラーに伝えただけです。
これだけで20万円も下取り金額がアップしたので、やはり低く見積もっていたんだなと思いましたね。
新車の値引きもかなりあったので、下取り金額のアップも含め満足したので、そのまま新車を契約しました。
ディーラーより買取店が高ければ？？
ただ、買取店の出張査定を申し込んでいたので、新車の契約の時に「納車前に買取店へ売るかもしれません」とセールスさんに伝えて了解してもらいました。
こうしておけば、納車間際まで自分の車に乗っていられて、さらに買取店かディーラーのどちらか高い方へ売ることが出来ます。
後日、買取店の査定を受けると、なんとディーラーの金額よりもさらに高い査定金額が付きました。
その時の契約書です。
買取店の金額は108万円でした。
ディーラーの96万より12万円高く、最初の76万円から実に32万円のアップです。
もし買取店の査定を検討していなかったら、最初の76万円で手放していたかもしれません。32万円をみすみす逃すところでした。良かったです（笑）。
この時利用した査定サイトは、かんたん車査定ガイドです。
車種・年式・走行距離など1分程度の簡単な入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算価格が表示されます。
「早く自分の車の相場を知りたい方」「ディーラーの下取り金額と比較したい方」などには、おすすめのサイトです。
最後にもうひと工夫する事で下取り車の金額がさらにアップする！
最後にユーカーパックのオークションを利用する事で、下取り車がさらに高値で売れるかもしれません。
一回だけユーカーパックの査定を受ければ、個人情報が伝わる事なく最大5000社の買取店から入札を受けられます。
ユーカーパックの担当者と最低落札価格を決めるのですが、これまでのディーラーや買取店で出ている最高額を設定しましょう。
5000社もの買取店が入札するので、さらに高値での落札が期待できます。
落札に至らなくても、ユーカーパックの担当者が入札した業者と金額アップの交渉をしてくれます。
1度の査定（提携ガソリンスタンドか出張査定を選べる）だけで、あとはユーカーパックにお任せなので、非常に楽です。
ここまで出来れば、あなたの下取り車は相場のほぼ限界値で売れる事になるので、お得感はかなり強くなります。
エスティマの値引き交渉のノウハウはこちら
当サイトのエスティマ値引き交渉マニュアルです。これを見て多くの人がエスティマを限界値引きで購入する事に成功しています。
今月のエスティマの値引き動向を随時掲載しています。ご参考ください。
＞＞エスティマ値引き交渉マニュアル